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排水ポンプ
排水ポンプは、液体や固体の排水を効率的に移動・排出するための装置であり、一般的には地下室や地下構造物、浸水した地下エリア、下水道などで使用されます。これらのポンプは、水道インフラにおいて重要な役割を果たしています。
以下に、排水ポンプに関連する詳細な説明を提供します。

●目的
排水ポンプの主な目的は、液体や固体の排水を効率的に移動・排出することです。これにより、浸水を防ぎ、地下構造物や地下室を乾燥させ、下水処理施設に送水するなどの目的があります。
●構造と種類
a.構造; 排水ポンプは、ポンプ本体、モーター、排水口、吸入口、インペラ、ポンプハウジングなどで構成されています。モーターはポンプを駆動し、インペラは液体を吸い上げ、ポンプ本体から排水口へと送ります。
b.種類; 主な種類には、潜水型ポンプ(地下水のポンピングに適したタイプ)、自吸引きポンプ(地上の水のポンピングに適したタイプ)、汚水ポンプ(固形物を含む汚水の排水に適したタイプ)、汚泥ポンプ(固形物を排水するための強力なポンプ)などがあります。
●適用範囲
排水ポンプは、建物の地下室や地下駐車場、下水道、浸水した地下エリア、農業用排水、工業用排水、治水対策など幅広い分野で使用されます。
●運用とメンテナンス
定期的な点検、適切なメンテナンス、運転状態の監視が重要です。これにより、ポンプの効率が維持され、トラブルや故障の早期発見が可能となります。

排水ポンプは、水道システムにおいて、洪水の防止や浸水対策、建物の地下構造物の乾燥など、重要な役割を果たしています。正しく選定し、適切な運用・メンテナンスを行うことが、効率的な排水処理に不可欠です。



バックフロー
バックフローは、水道システムにおける重要な現象であり、不適切な方向から水が逆流することを指します。これは、清浄な飲用水が汚染される可能性があるため、深刻な健康および安全上の懸念を引き起こす問題です。バックフローの防止は、水道システムの安全性を確保するために重要な措置です。
以下に、バックフローの詳細な説明を提供します。

●定義
バックフローとは、水流が通常の方向とは逆に流れ、清浄な水が汚染源や非清浄な水と混ざる現象を指します。これにより、水道水が汚染され、健康へのリスクが高まります。
●原因
バックフローは、水道システムに対する逆圧力、逆流、シンクや浴槽などへの急激な圧力低下、配管システムへの外部の圧力増加などが原因となります。
●種類
a.バックシフト; 圧力差によって水が逆流する現象です。例えば、本来高圧である場所から低圧の場所に水が流れることがあります。
b.バックセフト; 水道のシステム内で流れが逆に向かう現象で、特定のポイントで逆流が発生します。
●防止
バックフローを防ぐためには、バックフロー防止弁(バックフロープリベンター)を設置することが一般的です。これは、逆流を防止し、水道の安全性を確保します。
バックフロー防止弁は、水道システムの重要なポイントに設置され、流れが逆になることを防ぎます。

バックフローの防止は、飲用水の安全性を確保するために非常に重要です。適切なバックフロー防止装置の設置と定期的な点検は、水道システムの健全性を維持し、人々の健康を保護するのに役立ちます。


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